若者よ、仕事を楽しむ天才になれ!夢給はやがて大きな価値に変わります。
- 上江田武信
- 7月19日
- 読了時間: 4分

はいさい、上江田武信です。
誰でも、今すぐ天才になれることがあります。
特別な才能も、難しい資格もいりません。
それは——今やっている仕事を、大いに楽しむ天才になること。
仕事そのものを変えなくてもいい。やり方を変える。見方を変える。そして、意味を変える。
すると、「しんどい」が「面白い」に変わり、ただの作業が、未来をつくる仕事に変わっていきます。

このクソ暑い沖縄で、週に二、三回、畑仕事を手伝いに来る若者たちがいます。
出会ったのは、わずか半年前。
きっかけは、とても素朴な一言でした。
「沖縄のおいしい無農薬バナナを、全国へ届けたい!」
最初は、バナナを植え、土を掘り、汗を流す農作業でした。
ところが、この若者たちは、それだけでは終わりませんでした。
農作業の中に、脳作業を持ち込んだのです。
どうすれば、この畑の魅力が伝わるのか。どうすれば、沖縄の体験が価値になるのか。どうすれば、若者が若者を呼ぶ場所になるのか。
スコップを持ちながら、頭の中では企画会議。ホースで水をかけながら、未来の種にも水をやっている。
おまけに空にはドローンまで飛んでいる。
うちのバナナたちも驚いたはずです。
「最近の若者は、土だけでなく空まで耕すのか?」
ガハハ。

そして若者たちは、自分たちで体験企画をつくりました。
すると、ナント、ナント——
北海道から沖縄まで、全国各地から二十人余り。小学生、中学生、高校生、そして二十代の若者たちが、この小さな農園へ集まってきたのです。
私は提案していません。企画したのも私ではありません。
若者たちが、普段の私の働き方や、私が語っていることを見て、自分たちの言葉で価値に変え、同じ世代へ呼びかけたのです。
私は畑で汗をかいただけ。
その汗を、若者たちが物語に変え、物語を企画に変え、企画が、人と人との出会いに変わった。
これはもう、バナナの苗を植えたというより、未来の天才たちを植えた一日だったのかもしれません。
*
仕事の報酬といえば、時給や月給を思い浮かべます。
もちろん、お金は大切です。生活するためにも、夢を続けるためにも必要です。
しかし私は、この農園を始めた最初の二年間、ほとんど無給でした。
正直に言えば、財布はなかなか太りませんでした。
その代わり、夢だけはどんどん太っていった。
気がつけば、無給が少しずつ、**夢給(むきゅう)**に変わっていました。
夢給とは、ただ働きのことではありません。
お金になる前の時間を、学びや信用、仲間、経験、物語へ変えていくこと。
今日すぐに振り込まれなくても、未来の自分の口座へ確実に積み立てられていく報酬です。
夢給の明細書には、こう書いてあります。
「本日の支給額——新しい仲間二十人」「特別手当——忘れられない笑顔」「将来加算——まだ計算不能」
税務署に持っていったら、たぶん困るでしょう。
ガハハ。

夢給は、やがて価値になります。
価値を感じてくれる人が増えると、商品が生まれる。体験が生まれる。仕事が生まれる。そして最後には、夢給が本当の収入へ育っていく。
だから、無給のままで終わらせてはいけません。
夢給とは、我慢の美談ではない。
好きなことを価値に変え、人に喜ばれ、きちんと稼げる未来へ育てる途中の給料なのです。
*
今回の体験で生まれたのは、バナナ畑だけではありません。
土を掘る人。苗を支える人。水を運ぶ人。写真を撮る人。ドローンを飛ばす人。人を笑顔にする人。体験を企画する人。その出来事を全国へ伝える人。
一人ひとりが、自分の得意なことを持ち寄った瞬間、ただの農作業が大きな学びの場に変わりました。
ここから新しい天才が生まれます。
勉強の天才だけではない。仕事を面白くする天才。目の前の不便を企画に変える天才。誰かの汗を価値に変える天才。夢を一人で見ず、仲間と育てる天才です。
天才とは、生まれつき特別な人のことではない。
目の前の仕事に問いを持ち、やり方と解釈を変え、誰かが喜ぶ価値へ育てられる人。
その入口が、農作業の中にある脳作業なのです。
*
若者よ、仕事を楽しむ天才になれ。
楽しむとは、楽をすることではありません。
暑い日は暑い。土は重い。腰も痛い。バナナの苗だって、こちらの都合では育ってくれない。
それでも、仲間と知恵を出し合えば、苦労は物語になる。失敗は笑い話になる。汗は信用になり、今日の経験は未来の仕事になる。
昨日まで何者でもなかった若者が、一つの企画で誰かを動かす人になる。
一人の「やってみたい」が、全国から二十人を沖縄へ呼び寄せる。
これが、脳作業の力です。これが、夢給の正体です。
そして私は思います。
この日、畑に植えたバナナの苗よりも先に芽を出したものがある。
それは、若者たちの中に生まれた——
「自分にも、価値をつくれる」という自信の芽。
さあ、ここからです。
バナナが実るまでには少し時間がかかる。しかし、夢は今日から実り始める。
若者よ、仕事を楽しむ天才になれ!
そして、いつの日か胸を張って言ってほしい。
「私の最初の給料は、夢給でした」と。



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