【未来記録】67歳、ヤギとバナナとAIを連れて、まだまだ坂を登るOTV「News イット!」ミライチズに、山羊の山学校が登場しました
- 上江田武信
- 7月10日
- 読了時間: 5分

はいさい、上江田武信67歳です。
先日、OTV「News イット!」の新コーナー「ミライチズ」で、宜野座村の山羊の山学校を紹介していただきました。
テレビの画面に映る自分を見ながら、私は思いました。
「あれ? このおじさん、ずいぶん楽しそうに生きているな」
よく見たら、私でした。ガハハ。
ヤギと三線。これが山学校の日常です
番組では、私が三線を弾く姿も紹介されました。
そのすぐ横には、子ヤギたち。
普通なら、
「静かにしなさい。今、演奏中ですよ」
となるところでしょう。
しかし、山羊の山学校では違います。
三線を弾けば、ヤギが近寄ってくる。
歌えば、ヤギがこちらを見る。
たまに私よりヤギのほうが注目を集める。
校長としては、少し複雑です。
ガハハ。
でも、これが山学校の良いところです。
音楽の時間と、体育の時間と、命の授業が、時間割なしで始まる。
教室はありません。
黒板もありません。
でも、草の匂いがあり、ヤギの鳴き声があり、三線の音色があります。
私は、この場所でしかできない学びがあると思っています。

小さな命を抱くと、人は少し優しくなる
番組の映像の中には、子ヤギにミルクを飲ませる場面もありました。
小さな体で、一生懸命ミルクを飲む。
抱いていると、命の温かさが手から伝わってきます。
山羊の山学校に来た子どもたちは、最初は少し怖がります。
でも、しばらくすると、
「抱っこしたい!」
「エサをあげたい!」
「名前は何?」
と、どんどん距離が近くなる。
私は、そんな姿を見るのが好きです。
人間は、頭で「命は大切です」と学ぶこともできます。
しかし、小さな命を腕の中に抱いたとき、
頭で覚えた言葉が、心の記憶に変わる。
山学校は、そんな場所でありたいと思っています。
私が沖縄へ戻ってきた理由
番組では、私が沖縄に戻り、この場所で山学校を始めた歩みも紹介していただきました。
振り返ってみると、人生は面白いものです。
若いころには、今の自分を想像することなどできませんでした。
まさか67歳になって、
ヤギの世話をしながら、バナナを育て、三線を弾き、AIと話し、テレビに出るとは。
人生の履歴書に、

「ヤギ校長・バナナ農家・三線弾き・AIと作戦会議」
なんて職歴を書く欄はありません。
でも私は思うんです。
決められた欄に収まらない人生も、なかなか面白い。
山羊の山学校から、バナナ農園ピースフルファームへ
私の毎日は、ヤギだけではありません。
もうひとつの大切な舞台が、
バナナ農園ピースフルファームです。
朝、山羊たちに声をかけ、畑へ向かう。
バナナの葉が風に揺れている。
昨日は小さかった実が、少しずつ大きくなっている。
農業という仕事は、すぐに答えが出ません。
植えたからといって、明日収穫できるわけではない。
草を刈り、土を育て、台風を心配し、また立て直す。
それでも、ある日。
小さかった苗から、大きな房が実ります。
その瞬間、
「続けるというのは、未来に水をやることなんだな」
と思います。
これは、バナナだけではありません。
人も、夢も、仕事も同じです。
畑仕事の後に、AIと未来会議
ここから少し、山学校らしくない話をします。
私は今、67歳でAIに夢中です。
昼は草刈り。
夕方はヤギの世話。
夜はAIと作戦会議。
同世代の友人から、
「少し休んだらどうか」
と言われそうですが、安心してください。
座ってAIをしている時間は、体は休んでいます。
脳は全力疾走していますが。
ガハハ。
AIとの出会いで、私は気づきました。
これまでの経験が、古くなったのではない。
AIと組み合わせることで、
農業の経験も、商売の経験も、ITの経験も、三線も、失敗談さえも、
全部、未来の教材になる。
だから今、山羊の山学校だけでなく、
AIの山学校
という新しい挑戦も始めています。
67歳。まだ「完成」する気はありません
今回、OTVの「ミライチズ」で紹介していただき、改めて思いました。
テレビに出たことがゴールではありません。
むしろ、
「さあ、ここから何を始めるか」
だと思っています。
山羊の山学校を、もっと楽しい場所へ。
ピースフルファームを、沖縄の農業の魅力を体験できる場所へ。
三線の山学校を、上手になるためだけではなく、沖縄の時間を心に持ち帰れる場所へ。
そしてAIの山学校を、
年齢に関係なく、
「もう一度、新しいことを始めてみよう」
と思える場所へ。
私は67歳です。
若いころのように、足は速くありません。
草刈りをした翌日は、腰と相談する日もあります。
老眼鏡を探しているのに、頭の上に乗っていることもあります。
しかし、
夢を見る力まで老眼になる必要はありません。
むしろ今の私は、20代のころより未来がよく見えています。
思い出だけではなく、未来を楽しみにする人生へ
テレビには、これまでの山学校の歩みが映っていました。
けれど、私が本当に見ているのは、その先です。
私は、こんなふうに考えています。

思い出は、昨日を豊かにする。未来記憶は、明日を豊かにする。
人生には、思い出を残すアルバムがあります。
でも、これからは、
「こんな未来になったら面白いな」
「こんな場所を作りたいな」
「こんな人たちと笑っていたいな」
そんな、まだ起きていない未来を楽しみにするアルバムがあってもいい。
私は、その一冊を**「未来記憶」**と呼んでいます。
今回のOTVの映像も、私にとっては単なる記録ではありません。
ここから始まる未来の、最初の1ページ。
そう思っています。
山羊たちは今日も、いつものように鳴いています。
バナナは今日も、黙って育っています。
三線は、弾かなければ音を出しません。
夢も同じです。
思っているだけでは、前へ進まない。
だから私は今日も動きます。
67歳。
まだまだこれからです。
いや、
67歳だからこそ、これからが面白い。

さあ、山羊たち。
明日は何を始めようか。
……と思ったら、
まずはエサを持ってこい、と鳴いております。
未来会議の前に、現場仕事です。
ガハハ。
OTV「News イット!」ミライチズの皆さま、取材してくださった皆さま、そして山学校を応援してくださる皆さま、本当にありがとうございました。
山羊と学び、バナナと育ち、三線とつながり、AIで未来をひらく。
宜野座村の小さな山学校から、これからも一歩ずつ、面白い未来を育てていきます。
上江田武信 67歳山羊の山学校 校長/ピースフルファーム代表


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