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台風7号、一本も倒さなかった。昨日、一昨日と頑張った私が、今日の私にご褒美をくれた。




はいさい、上江田武信です。

台風7号が沖縄を通過していきました。

まだ少し風は残っていますが、もう大丈夫。今日は朝から、ピースフルファームの農園パトロールです。

【写真1・2/海に一番近い農園。葉を刈った木が一本も倒れず立っている全景】

正直に言います。

前の台風6号の後片付けは、まだ終わっていませんでした。

6号の被害は、ある程度は想定内。でも、現場というものは、頭で考えた通りには片付きません。

倒れた葉を切る。折れた幹を片付ける。草を刈る。排水を確認する。次の風に備える。

それをやっている途中で、また台風7号。

勢力としては、大きな台風ではなかった。でも農園では、この「大したことなさそう」が、いちばん油断ならない。

なぜか。





バナナは、実を付けたころが一番あぶない。

房が大きくなればなるほど、頭が重くなる。収穫間近のバナナほど、風に弱くなる。

そこへ強い風。そこへ雨。土がゆるむ。

すると、ズルッと倒れる。

半年以上かけて育てたバナナが、たった一晩でゼロになることもある。

農業は、夢を見る仕事です。でも同時に、油断すると一晩で夢が倒れる仕事でもあります。

【写真5・6・7・8/パンパンに実の詰まった、収穫間近の房のアップ】

だから今回、私は台風前に決断しました。

葉っぱを、ある程度落とす。

バナナの葉は大きい。大きいからこそ、太陽を受けて木を育てる。でも台風の時には、その大きな葉が風をまともに受けてしまう。

植えたばかりの若い苗も同じです。

葉を残せば元気に見える。でも風を受ければ、木ごと倒れる。

葉は、木の命です。それを自分の手で落とすのは、やっぱり勇気がいります。

けれど、私は思いました。

葉を守って、木を倒すのか。葉を落として、木を守るのか。

今回は、木を守るほうを選びました。

【写真3・4/雨の中、収穫間近の房を実らせたバナナ並木】


そして今日。

海に一番近い農園。今、私がいちばん力を入れている農園。

一本も倒れていませんでした。

見た瞬間、胸の中で「よしっ」と声が出ました。

昨日の判断が、間違っていなかった。

葉っぱは傷んでいる。風に揉まれた跡もある。でも、木は立っている。房も残っている。苗も踏ん張っている。

期待以上に、期待に応えてくれた。

バナナたちが、「校長、大丈夫ですよ」と言ってくれているようでした。

ガハハ。




私は最近、よくこう考えます。

未来からのムチか。未来からのご褒美か。未来からの後悔か。

昨日、汗をかいて台風対策をした私が、今日の私にご褒美を渡してくれました。

やっておいて良かった。迷ったけど、決断して良かった。面倒くさがらずに、動いて良かった。

未来からのご褒美は、宝くじみたいに突然落ちてくるものではない。

昨日の自分が、今日の自分のために仕込んでおくものなんですね。

晴れたら農業。雨なら脳業。台風が来たら、知恵業。

農業は、力だけでは続かない。経験だけでも足りない。最後は、自然と相談しながら、知恵を出す。

バナナは、今日も立っています。ピースフルファームは、今日も前に進んでいます。

収穫、もうすぐですよー。



台風7号、一本も倒さなかった。

昨日の私、よくやった。今日の私、ありがたく受け取ります。

ガハハ。

 
 
 

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ピースフルファーム

はいさい、上江田武信です。67歳ですが、チャレンジしたいことはてんこ盛り。今回は夢を一つ、二つと実現する為に、ホームページそのものが物語になるように新規一転ホームページを開設しました。

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