フォトショップが、使えない。手から手へ、夢は灯る。沖縄・宜野座の夕暮れに、受け継がれる夢と魂。
- 上江田武信
- 6月18日
- 読了時間: 3分

はいさい、上江田武信です。
ホームページをつくる。
チラシもつくる。ポップもつくる。
画像の加工も、修正も、ぜんぶチームAIでいけるんじゃないか。
そう思っていました。
本気で、いけると思っていた。
ところがです。
いざ自分のサイトを並べてみると、
やっぱり「リアルの写真」を7割は使いたくなった。
AIがつくる絵は、きれいだ。文句なしにきれい。
でもね、山羊の毛のにおいも、バナナを切ったときの白い汁も、
朝の農園を歩く湿った空気も、そこには写っていない。
現場のにおいは、現場の写真にしか宿らない。
「よし、じゃあ写真を加工しよう」
そう思って、フォトショップを開いた瞬間――
出ました。
壁です。
しかも、ただの壁じゃない。
「砥石」という名の壁です。
フォトショップが、使えない
わぁ、フォトショップが使えない。
昔は、バリバリ触っていたつもりだった。
それが、ツールの場所を忘れている。
バージョンが上がって、ボタンも様子も様変わり。
「あれ、この機能どこいった?」
「保存ってこれでいいんだっけ?」
67歳、画面の前でフリーズです。ガハハ。
でもね、ここで昔と今の違いに気づくわけです。
昔は、取説を片手に勉強した。
分厚いマニュアルを、夜中までめくっていた。
今は、隣にパソコン先生がいる。
しかもイルカみたいに、ひょいと顔を出して教えてくれる。
「わからん部分」を画像で見せると、

「ここをこう押してください」と教えてくれる。
昔の俺が見たら、腰を抜かすだろうな。
AIにも、性格がある
おもしろいのはここからです。
無茶ぶり難題をぶつけると、AIにも性格が出る。
「う〜ん、これはAIにも限界です」と、
スッと白旗を上げるAIもいれば、
「いや、まだいける。こうやってみましょう」と、
粘りに粘って、最後まで一緒に汗をかくAIもいる。
人間といっしょやないか。
諦める奴と、食らいつく奴。
俺は当然、食らいつくほうが好きだ。ガハハ。
たぶん、未来はこうなる
そしてこれから先、AIはきっとこうなる。
「鯨より大きくて、メダカより小さい魚って、なに?」
そんなトンチみたいな無茶ぶりにも、
ニヤリと答えを返してくる。そういう相棒になっていく。
普通の人は、AIに質問する。
おもしろい人は、AIと未来をつくる。
俺は、未来をつくるほうでいたい。
梅雨が明ける前に
最初の大目標は、こうだった。
「梅雨が明ける前に、ホームページを完成させる」
ところが、現実はそう甘くない。
壁という名の砥石が、次から次へと現れる。
フォトショップの壁。
ファイル整理の壁。
画像サイズの壁。
名前のつけ方の壁。
正直、うんざりする日もある。
でも、ふと思った。
砥石って、邪魔者か?
ちがう。
砥石は、刀を止めるためにあるんじゃない。
刀を、研ぐためにある。
壁が現れるたびに、俺の刀は少しずつ鋭くなっている。
昨日できなかったことが、今日はできる。
それは全部、壁のおかげだ。
だから俺は、こう決めた。
壁を、壊しながら進むんじゃない。
壁で、自分を研ぎながら進む。
梅雨は、もうすぐ明ける。
でも俺の刀は、まだ研いでいる途中だ。
それでいい。
研ぎ終わった刀より、研いでいる最中の刀のほうが、
ずっと、おもしろい。
ガハハ。
それじゃあ、また現場で会いましょう。
上江田武信でした。


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