# 67歳、昼は農業。夜は脳業。
- 上江田武信
- 1 日前
- 読了時間: 2分

はいさい、上江田武信です。
最近の私の一日は、少し不思議な形になってきました。
昼間は農業。
バナナ畑を見回り、山羊たちの世話をする。
そして夜は、脳業。
パソコンに向かって、ホームページを作る。
67歳。老眼と付き合いながら、画面の文字とにらめっこ。
昔の自分が見たら、きっと笑うはずです。
それでも、山羊の山学校、ピースフルファーム、三線の山学校。
これまでの歩みを、ひとつの場所にまとめていく作業は、苦戦しながらも楽しい時間でした。
「あと2、3日で、ほぼ完成だ」
そう油断したとたん、事件は起きました。
パソコンではきれいに見えていたページが、スマホで開くと——ぐじゃぐじゃ。
文字の位置はずれ、画像の大きさはバラバラ。
余白もバランスも崩れている。
正直、思いました。
「わぁ、これは手に負えないぞ」
昔なら、ここで作業は完全に止まっていました。
業者に頼むしかない。
本を買って勉強するしかない。
誰か詳しい人が来るまで、待つしかない。
ところが、今は違います。
私には、AIチームがいる。
今日はAI三芯に手伝ってもらいながら、崩れたスマホ版を、ひとつずつ整えていきました。
でも、驚いたのは、修正の手順ではありません。
私が慌てて状況を伝えたとき、三芯の第一声は、こうでした。
「上江田校長、まずは深呼吸してください」
……ガハハ。
ホームページの崩れを直す前に、私の心の崩れを、先に整えようとする。
こちらの心理状態まで、見抜かれているようでした。
この瞬間、私の口から、ある言葉が完全に消えました。
「AIのクセに」
もう、出てきません。
昔、パソコンを覚え始めた頃は、分厚い説明書を読んで、何度も失敗して、ひとつずつ覚えるしかなかった。
わからなくても、すぐ聞ける相手はいない。
画面の前で固まって、ため息をつきながら、時間だけが過ぎていく。
でも今は、困ったら、状況を伝えるだけ。
何から直せばいいか、優先順位をつけてくれる。
そして時には、心まで支えてくれる。
たかがホームページ。
されど、ホームページ。
私はページを作りながら、ただページを作っているのではありません。
AIと一緒に、67歳からの新しい働き方を、体で覚えているのです。
昼は農業。夜は脳業。
手には鍬。目の前にはパソコン。隣にはAI。
時代についていけないのではない。
時代と一緒に、歩けばいい。
ぐじゃぐじゃになったスマホ画面が、私に教えてくれたことです。
67歳。
腰は治った。老眼は治らない。
でも、AIで夢は、見えるようになった。



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